BARBERSHOP(床屋)の価値について

独立して、経営者?となって、少しずつ経営の勉強をしていくにつれて、一番に考える事があります。

それは、「価値」。

お店にかかわらず、モノやコト、さらにヒトに。
全てのものに「価値」があります。

※ここでの話は、価値がある、ないの話ではありませんよ。
(全てのモノに価値があるから。)

さて、本題に入りますね。

独立してから本当によく考えますよ。
「BARBERSHOP(床屋)の価値とは、なんだろう?」

まず初めに、BARBERSHOP(床屋)の価値が高いのか?低いのか?を考えました。

BARBERSHOP(床屋)の価値は高いのか?低いのか?

あくまでも僕の主観になりますが、床屋の価値は低いと考えています。
低いというより価値について考えていないから、昔から価値が変わっていない。

いつの間にか価値が低くなってしまっていると感じていますよ。

少し前の床屋はみんな同じ料金、同じ休み方。
各床屋の近所の人たちがお客さんで、他の床屋のテリトリーには手を出さない。

「みんな平等に営業しましょう」というスタイル。

そのため、価値が上がらないという考えになります。

とはいえ、価値を上げるために値段を上げればいいわけでもないし、値段を下げたからと言って価値が下がるという単純なものでもない。

だからこそ、価値について考える必要がある。

では、BARBERSHOP(床屋)の価値とは何なのか?

BARBERSHOP(床屋)の価値とは?

床屋の価値には、3つの価値が存在すると考えていますよ。

  • 価値=技術
  • 価値=時間
  • 価値=感動

この3つの価値が揃って価値が高まっていくはず・・・。

価値=技術

一つ目の価値、「技術」は当たり前ですよね。
カット技術、接客技術、センスがなければ、まず無理。

と言うか、やればできる仕事(経験値)なので、技術がない時点で時間を費やしていない。
理容業について何も考えていないという事になるのアウト!!

勉強や練習すれば技術を磨くことはできますよ。
でも、ただ時間を費やせばいいわけではないので気を付けてくださいね。

ちょっと厳しい言葉ですが、3つの価値のうち、一番低い価値になりますよ。

なぜなら、カットが上手い事は当たり前の時代だからです。

さらに、その人のカットにお客さんが気に入るか、気に入らないかで決まるところもありますよね。
カット技術が高いから良いというわけではありません。

正直、カット技術は理容師から見ての技術であって、単なる自己満になりますね。

とは言え、「技術」はお客さんの希望を叶える武器なので、最低限必要な価値になります。

ひと昔の床屋の価値は、この一つだけで勝負していた気がします。

価値=時間

価値=時間は、床屋で過ごす時間になります。
さらに、お店の雰囲気や世界観も大切になってきますね。

ただカットしている時間に価値があるというわけではなく、お客さんが気に入る雰囲気、好きなテイストなど過ごす空間がプラスされている時間が必要です。

最近の床屋(BARBER)では、店主さんの世界観、内装をこだわっているお店が増えてきていますね。

自分も色々なお店を見て、参考にさせていただきました。

それだけではなく、低価格の床屋のように時間をかけないで手早く行うカットにも価値が存在しますよ。
人によっては、10分や20分で終わってほしい方もいますしね。

そんな方には、低価格の床屋に価値を感じるはずです。

「時は金なり」という、ことわざもありますよね。

つまり、お客さんは僕ら理美容師の時間を買っていただいているという事になるのです。

先ほどお伝えしましたが、昔は「技術」で価値を与えてきました。
しかし、今の時代「時間」と言う価値のほうが高くなっています。

家族の時間、仲間との時間、などがある中で、その時間をいかに有効に使っていくかが大事。
なので、お客さんたちの持っている時間をどういった床屋、どんな理美容師たちに使いたいかを無意識に考えていると思いますね。

理美容師の時間を買ってもらっていますが、僕ら理美容師は、逆にお客さんの貴重な時間を預かっているわけなので、時間と技術をしっかり提供しなければいけません。

床屋に時間をかける人にも、かけない人にも同じような価値感があるという事になります。

そして、3つ目の価値もとても大切になりますよ。

価値=感動

もっと具体的に言うと、「技術」や「時間」に何を感じるか?
その人の感じ方(気持ち)で価値が決められると考えています。

相手が感じる気持ちなので、自分の考えでは価値が生まれません。

自分が〇〇したいからお客さんに「技術」や「時間」を提供するという考えではダメ。
お客さんは何に不満があり、何に困っていて、何をしたいのかをお客さん目線で考えて行動しなければいけない。

つまり、相手目線で2つの価値が提供できているがが大事。

そうする事で、お客さんの不満や不安が解消され、喜んで気持ちが高まって感動して、価値が上がっていくのだと感じます。

価値の「技術」と「時間」だけで終わってしまうと、「いい床屋だな」と感じるくらいですが、3つ目の「感動」という価値が加わるだけで、「床屋はここしかない!」と最上級の価値に変わっていくのではないでしょうか。

まとめ

床屋の価値について

昔から価値が変わっていないため、自然と価値が低くなってしまった。

そのため、床屋としての価値を高めるには、3つ価値が必要と考えました。

価値=技術
価値=時間
価値=感動

1つ目の価値は、

「技術」はお客さんの希望を叶える武器。

当たり前の価値になっているので、残りの2つの価値が大事。

2つ目の価値は、「時間」

床屋で過ごす時間。
お客さん自身の時間。
理美容師の時間。

この時間の使い方に価値が存在する。

最後の3つ目の価値とっても大事。

「感動」は、相手目線で「技術」と「時間」の価値が提供する事で「感動」が生まれる。

この3つの価値が揃う事で床屋の価値が高まっていく。

偉そうに価値について語っていますが、自分はまだまだ力不足を感じています。

これからも常に相手目線で物事を考えて、お客さんに喜んで、楽しんでもらえるように行動していきますよ。

よろしくお願いしまッス。

では、また。

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